デブのねじり込み座り 2022.10.22 11:23コロナ前のことではあったのだが、ほっそりとした華奢な感じの若い女性がその頃の悩みを語りだした。電車に乗っていると必ずと言っていいほど、〝デブの捻り込み座り〟の被害を受けるというのだ。多分、彼女がほっそりとしている分、彼女のサイドに隙間が出来易いのだと思う。到底ムリと思われる彼女の...
アイデンティティ2022.10.17 11:36これを日本語では「自己同一性」と呼ぶ。つまりは「自分は何者か?」ということだ。 要するにIDカードの「ID」。 この「アイデンティティ」というコンセプトはアメリカの心理学者エリック・エリクソン(1902~1994)が、その生涯を通して自らの「アイデンティティ」に悩んだことによって...
毒蛇は急がない2022.10.14 10:19 開高健がチェンマイの貴族の家に居候していた時のこと。 その殿下から「結論を早く出しちゃいけない」「人を早く判断しちゃいけない」ということを教えられた。そして続けて、昔からタイに伝わる諺の『毒蛇は急がない』を示してくれたという。 猛毒がゆえに、他の猛獣が手が出せずに遠巻...
先祖が海賊で……2022.10.09 07:54「俺の先祖は海賊で……」とか「辿っていくと、村上水軍なんだ」とか鼻をピクつかせて自慢気に語る奴がたまに度々いる。ところが、「俺の先祖は山賊でさぁ……」って自慢するやつには一度として会ったことはない。山賊じゃ絵にならないし、ロマンもないらしいのだ。
世界一痛い植物2022.09.28 07:40オーストラリアは、他の地域と全く異なる動植物が多く、大変興味深い大陸である。とはいっても訪ねたのはシドニーだけ。そこの「タロンガ動物園」で「カモノハシ」「ワラビ」「カンガルー」「コアラ」などと、インドネシアの「コモドドラゴン」を観たくらいのものだけど。 観たことはない...
美しき地平線2022.09.27 10:462016年のリオ・オリンピック。オリンピック自体には興味はないが、サンパウロ、リオ・デジャネイロ、ベロ・ホリゾンテなど1980 年後半に訪れた街が懐かしかった。
つるっぱげ2022.09.25 09:48ある男が妻のほかに愛人を持っていた。男の髪はいわゆるごましお頭である。愛人は若く、妻は年を取っている。妻は自分の年齢を気にしていて、夫の黒い毛を抜き取る。若い愛人はやはり気にしていて、男の白い毛を抜き取る。こうして妻と愛人を往復しているあいだに、男の頭には一本の毛も無くなってしま...
マンハッタンビーチ2022.08.01 00:48 ロサンゼルスという都市は1年中いつでも春夏秋冬を味合えるところだ。2〜3時間以内のドライブで──って聞いたことがあるが、きちんと検証したわけではなく、覚束ない。 しかし、ロサンゼルスから2〜3時間以内で行けるビーチが山のようにあることは確かだ。マリブ、サンタモニカ、ヴ...
Over the hill 2022.05.04 23:33突然に思い出したのだが、アメリカ人と与太話をしている時に、ときどき出てくる言葉の一つがover the hill──。いわゆる「峠を越えた」ということだが、「最盛期を過ぎた」「盛りが過ぎた」「薹(とう)が立った」、そして時には(病気が)「峠を越す」の意味にも使う。
あり得ない!2022.03.02 13:22「ドイツ人が『い』という文字は文字としてあり得えない!」って怒っているんだが。この空間は一体どうした事だ?というのだ。キミたちのアルファベットにも、“i”なんて文字があるじゃないか?と言って、押し返そうとして、気がついた。我々は「い」を例え横書きでも、縦書きで読む気分があるので、...
デブ女が歌うまでは、オペラは終わらない2022.01.28 11:41英語では:The opera ain't over until the fat lady sings.最初にこれを聞いときはただのジョークだと思って笑った。だが、本当に意味するところは「 結果は最後まで分からない」ってことで、オペラとは分野がまるっきり違うスポーツ競技などで、「ま...