アイデンティティ2022.10.17 11:36これを日本語では「自己同一性」と呼ぶ。つまりは「自分は何者か?」ということだ。 要するにIDカードの「ID」。 この「アイデンティティ」というコンセプトはアメリカの心理学者エリック・エリクソン(1902~1994)が、その生涯を通して自らの「アイデンティティ」に悩んだことによって...
羽毛恐竜2022.09.22 10:19「恐竜は羽毛を持つことで鳥類として生き延びた」 ……という言葉を初めて聞いたときには相当に相当な衝撃でした。 「そうだったのか!!」って……。 春の庭先を訪れるあのメジロも絶滅した恐竜の生き残りなのか?
尊厳死2020.07.24 05:32筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者の依頼を受け、薬物を投与し殺害したとして、医師二人が逮捕された。彼らは以前より「安楽死」にたびたび言及していたということだ。 忘れられないドキュメンタリーがあって、ときどき思い出すのだが、今回の出来事が引き金でまた思い出した。 1...
砂時計(hourglass)2020.01.15 01:04【wording】時間という砂時計の砂は、宝石で出来ている。 手からこぼれてその価値はわかるように出来ている。 (『マージナル・オペレーション』 vol.3 )ーーーーーーーーーーーーーーーーーー相当な量の宝石が手からこぼれていった。……注)
we are the world 2019.12.31 05:03ラーメン屋で学生時代によく注文していた「レバニラ定食」を懐かしくて食べている時に、いきなり“We are the world”が流れて、しばらくはこの酷い取り合わせに面食らって、箸が止まった。https://www.youtube.com/watch?v=XblpaAyj2341...
花も実もある2019.12.01 08:29植物と付き合ってきての一般論で言えば、「花が綺麗なものは実がしょうもなく、実の綺麗なものは花はショボい」。そうか……「花も人間も人生のどこかでは目立ちたい」……だよなぁって思っていた。そして、願わくば「花も実もある人生」を……と。だが、そんなのはこちらの勝手読みに過ぎなかった。き...
空蝉2019.11.04 08:15物置の裏手で滅多に行かないところに、網戸が放置されているのだが、そこに4匹の「空蝉」。蝉は地中で幼虫時代を木の根からの樹液を吸って過ごす。それも9年とか13年もの長い間。そして地から這いずりでて、最後の脱皮で空を飛ぶ。残された抜け殻が「空蝉」。そして慌しく異性を求め鳴き、卵を産ん...
遠くに聞こえる稲妻の音2019.08.17 05:32【wording】「死とは、ピクニックのとき遠くに聞こえる稲妻の音」 ウィスタン・ヒュー・オーデン: 1907年2月21日 〜1973年9月29日。イギリス出身でアメリカ合衆国に移住した詩人。20世紀最大の詩人の一人とみなされている。当たり前だけど、深くてうま...
女は存在だが、男は現象にすぎない2019.06.09 00:16【ショート・エッセイ】単細胞生物の時代はもともとメスしかいなかった。有性生殖になってからもメスがメスを生むというスタイル……「単為生殖」で遺伝子を繋げて行くことはできた。しかしそれだと、環境の大激変があった時に単一の遺伝子だといっぺんに絶滅してしまう。実際にこの地球での環境の激変...
他の太陽系へ移住2019.03.15 07:13「車いすの天才科学者」として知られるスティーヴン・ホーキング博士は、全身の筋肉が徐々に動かなくなる筋委縮性側索硬化症(ALS)と闘いながら独創的な宇宙論を発表し続けてきた。しかし、その彼が遂に亡くなったことを家族の代理人が2018年3月14日に明らかにした。それより遡る2017年...
種としての適者生存2019.01.25 12:02【こんな話】「yahoo知恵袋」にあまりにもナイーブというかしょうもない質問が寄せられていた。「自然界は弱肉強食なのに、人が弱者を税金で生かしているのはどうしてなのか?今の人間社会は理にかなっていないのではないか?」 それに諭すように諄々と答えていた人がいた。只の市井の人ではない...