子どもを持つことの恍惚2022.09.26 10:10◎「幼児期の子どもには輝くような時がある。どのような子でもそれぞれの輝き方で輝くときがある……そういうときの子を抱くときにはうちふるえるような幸福感がある……子どもはきっと大きくなって、思いも掛けない異物となって悩ませたり、走り回らせたりするだろう……しかし、今これほどの幸福感を...
骨信仰2020.03.06 12:47故人が仏式で自分が親戚以上であるならば、大概の場合は、斎場(火葬場)に立ち会う。一時間ほどで焼き上がる。親族たちが待つところへまだ余熱を放つ骨になった遺体が披露される。その係員が必ず言うのが、「立派な骨ですね」とか「しっかりしてますね」だ。ここでいつも失笑しそうになる。“骨になっ...
なんとなくリベラル2019.09.18 13:29【こんな話】どうしても納得が行かないことがある。いまでも夢か幻かって思う。先週の金曜日の6時くらいのパスタ屋。私の背中側のボックスシートへ親子三人が座っていたことに気づいた。そのきっかけは、男の会話の内容が内容で、思わず振り向いてしまった。34〜5才くらいの父親と思しき顔が見える...
オランウータンにそっくりね2019.09.13 12:05【身近】オクラホマ州のCNN系列局の朝の番組の司会を担当する男女2人のうち、白人女性の方がオクラホマ市動物園のゴリラを取り上げたコーナーの後で、相方の黒人男性に対し、「(ゴリラは……)ちょっとあなたに似ているわね」と発言してしまった。翌日の放送で彼女は泣いて謝ったが、「覆水盆に帰...
無敵の人2019.06.01 13:21(ひろゆき)5月28日「川崎登戸殺傷事件」が起きた。朝からやり場のない怒りと悲しみだった。犯人は自殺したけど、「健康保険証」を携帯していたという。まるっきりの名無しの権兵衛では死にたくなかったのかな……。その犯人岩崎某の家は我が家から車で7〜8分以内と思う。事件後、知人に知り合い...
閉まらない蛇口2019.05.21 12:08大正6年生まれの母親が平成最後の年の2月1日に倒れ、病院のICUに入り、それでも100日も頑張って天寿を全うして令和元年5月11日に逝った。102歳であった。葬儀も終え、そのうちに四十九日を迎えることになるだろう。随分前から覚悟はしていたことではある。つまり、この世から親というも...
この世は生きるに値する2019.05.01 02:59youtubeで2013年9月3日の宮崎駿の引退会見をまた見た。まあ、これが彼にとって6回目!の引退会見なんだが。声はいいのだが、どこかに訥弁を残したギザギザした喋りがズルい。〝このおっさん嘘を言ってないな〟って思わせるのに十分だ。<僕は児童文学の多くの作品に影響を受けてこの世界...
小さな人差し指2019.02.16 11:48【身辺】運転免許の更新のことで警察署に行った。その帰り道、署の前の赤信号を待って立っていたら、横にランドセルだけは一人前の小さな男の子が二人。可愛い。「何年生なの?」って尋ねたら、二人共無言で、一緒にグィ!と人差し指を天に向かって突き立てた。「はあ〜1年生。この世の中に現れてまだ...
舐めんなよ!2018.12.11 11:55【こんな話】TBSの宇垣アナは高校時代、「しょっちゅう痴漢のことはボールペンで刺していた」といい、「舐められたくないというのは根本にある」と言っていた。「化粧が剣」だともいい、彼女が童顔に属するのでそうかな……と思いました。(このブログの12/08号を参照)その「舐められたくない...
子を連れて西へ西へと2018.12.05 13:43【wording】━━「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日━━「嫁さんになれよ」だなんてカンチューハイ二本で言ってしまっていいの歌集『サラダ記念日』にあったこの2つの歌ぐらいで、私の俵万智のファイルは厚めのフォルダへ投げ込んであった。破天荒な280万部で「社会...