「ホカヘイ」 Ho Ka Hey2022.10.26 07:44 マンハッタンのイースト・ヴィレッジのホームレスが、 「今日は死ぬのにもってこいの日だ」 Today is a good day to die. というプラカードを掲げて、道ゆく人々を落ち着かなくさせたという〝都市伝説〟...
デブのねじり込み座り 2022.10.22 11:23コロナ前のことではあったのだが、ほっそりとした華奢な感じの若い女性がその頃の悩みを語りだした。電車に乗っていると必ずと言っていいほど、〝デブの捻り込み座り〟の被害を受けるというのだ。多分、彼女がほっそりとしている分、彼女のサイドに隙間が出来易いのだと思う。到底ムリと思われる彼女の...
先祖が海賊で……2022.10.09 07:54「俺の先祖は海賊で……」とか「辿っていくと、村上水軍なんだ」とか鼻をピクつかせて自慢気に語る奴がたまに度々いる。ところが、「俺の先祖は山賊でさぁ……」って自慢するやつには一度として会ったことはない。山賊じゃ絵にならないし、ロマンもないらしいのだ。
美しき地平線2022.09.27 10:462016年のリオ・オリンピック。オリンピック自体には興味はないが、サンパウロ、リオ・デジャネイロ、ベロ・ホリゾンテなど1980 年後半に訪れた街が懐かしかった。
マンハッタンビーチ2022.08.01 00:48 ロサンゼルスという都市は1年中いつでも春夏秋冬を味合えるところだ。2〜3時間以内のドライブで──って聞いたことがあるが、きちんと検証したわけではなく、覚束ない。 しかし、ロサンゼルスから2〜3時間以内で行けるビーチが山のようにあることは確かだ。マリブ、サンタモニカ、ヴ...
暗愁2022.06.08 01:50「暗愁」という言葉がある。“得体の知れない悲しみ”を表現するらしい。平安時代の知識層・文人墨客の間で盛んに使われていたと言われていて、近代に入っても、森鴎外や夏目漱石などが小説の中で使っていた。それが現代ではすっかり「死語」になってしまっている。その種の感情が日本には昔はあって今...
ライデンとシーボルト2022.05.27 01:18 1978年の日本が梅雨の季節に、オランダはアムステルダムから車で一時間くらいの学園都市ライデンに仕事絡みで訪れたことがある。この「ライデン国立大学」は王族の子弟も通学する由緒正しきキャンパスである。その片隅にフォン・シーボルトの胸像がひっそりと佇んでいる。
感謝祭2021.11.12 03:09■1980年代半ば、ボストン近郊のケープ・コッド湾のプリマスに来ていた。ピリグリム・ファーザーズ(清教徒)たちが〝ミルクと蜜〟のような夢を積み込んだ「メイフラワー号」で新大陸を目指して辿り着いたところがここだった。アメリカの「聖地」の一つ。 11月だというのにように凍えるように寒...
雪虫2021.11.01 08:212005年だったと思うが、フジテレビ系列で倉本聰の原作・脚本で『優しい時間』というドラマがあったが、その第1話のサブタイトルが「雪虫」であった。舞台は富良野で近くを流れる空知川……「石狩平野」を作っている石狩川の最も大きい支流である。実は 私はその石狩平野の一角で生まれて育った。
3つの箱2021.10.12 11:02日々の生活をなるべく簡明にするために、3つの箱を用意しよう。 世の中にはどのように差し障りがなく丁寧に言っても、次の3タイプはいる。 つまり、「バカ」と「様子がおかしい」と「何やら分からん」というのが。 その名札をつけた箱を3つ作っておき、どうにも扱いに困るものが出てき...