メキシコ近辺の南部アメリカの原産らしい。それがどういう経路でか、鹿児島に渡り、それゆえ「隼人瓜」とネーミングされ、日本に広まった(まあ、そんなに広まっていないが……)。
我が家に来たのはかれこれ10年前くらいかな?驚くのはものすごい多産系。この写真は10月末くらいかな、一本の蔓から50〜60は優にこの瓜が成る。このハヤトウリの面白いのは種というものがなく、この瓜全体が種らしい。冬の間凍らないように保管しておき(幼い蔓が出初める……)、来年この瓜をそのまま土に活ける。
これをどう食べるか?サラダでもいい、酢の物、炒め物、漬物……ほとんどオールマイティ。
ニューーオリンズで「クレーオール料理」(黒人のケイジャン料理とフレンチ、スパニッシュなどが混じったものと簡単に要約しておこう)を食べた時にChayoteというものの炒めたものが肉の横にあったが、これがハヤトウリだったんだね。
……まあ、瓜の仲間なので胡瓜やズッキーニの守備範囲とこの隼人瓜もカブる。『クックパッド』にこれでもかというくらいにレシピが乗っているのでご参照あれ。
ゴーヤの繁殖力も大したものだが、このハヤトウリはそれを凌駕する。
壁を伝い屋根へ、立木にも巻きついて天空に実をつける。
この風景を観る度に、「ハヤトウリは地球の飢餓を救う」と呟いてしまう。
0コメント