アラベスク

アランブラ宮の壁の
いりくんだつるくさのように
わたしは迷うことが好きだ
出口から入って入り口をさがすことも

 (岸田衿子:詩集『明るい日の歌』)

アルハンブラ宮殿のつる草模様。
「アラビア風」だから「アラベスク」(フランス語)。
これがシルクロードを辿って日本に着いたときには「唐草模様」。  

「私は迷うのが好きだ」と大見得を切られてもねぇ。
レストランのメニューを文庫本を読むぐらいに時間をかけないでくれ。
お願いだ。

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砕け散ったプライドを拾い集めて

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