羽毛恐竜

「恐竜は羽毛を持つことで鳥類として生き延びた」

……という言葉を初めて聞いたときには相当に相当な衝撃でした。 「そうだったのか!!」って……。
春の庭先を訪れるあのメジロも絶滅した恐竜の生き残りなのか?


アマチュア写真家が通い詰める、水辺の美貌のカワセミも恐竜の一族なの?
アメリカの「イーグルサム」と愛称されている猛禽類のハクトウワシさら、面影は感じないことはないかな?


1964年米国・モンタナ州の前期白亜紀の地層から発見された、体長3.5数メートルにも及ぶ肉食恐竜の「デイノニクス」。これが「鳥類」の兆候が認められ、初めて「羽毛恐竜」に分類された。


そして1990年代以降、中国東北部(旧満州)遼寧省から体長1mほどの断然に鳥をイメージできる多数の「ミクロラブトル」が発見された。これはまさに鳥類の起源や羽毛の発生でについての大きな傍証になる「羽毛恐竜」の化石とされる。


ただ、専門家に言わせると、「羽毛」は必ずしも「飛ぶ」ために準備されていたとは限らず、「体温保全」のためとか、同じ種族だぞという「ビジュアル的なシグナル」に使われていた可能性もあるとしている。

 これで想起させられるのは、「痕跡器官」と「ジャンクDNA」である。
「痕跡器官」──とはその生物の祖先では機能していたものが、退化して跡だけ残っている器官。 人間の虫垂、尾骨や耳を動かす筋肉、クジラやニシキヘビの後ろ足など。
「ジャンクDNA」──とは“ガラクタ遺伝子”ともいい、機能がはっきりしていないDNA領域のこと。 これらは何かの環境が激変した際にはのっそりと蘇ってくるものです。 「羽毛恐竜」から「鳥類」になったのもそれだ。

 ホモ・サピエンスが羽を持つことは?
人類も神性が蘇れば、羽が生えてエンジェルになる。





      


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