「ユーモア大国」ってやはりイギリスとフランスになるのかな?
この「ユーモア」って日本人にはなかなかに取り扱い注意の厄介な代物。その上、ユーモアというのは相手のIQを窺うようなところがあるので、油断もできない。
つまりね、イギリス英語で「ユーモア」って言えば、間違いなく「ブラック・ユーモア」のことになる。
「ユーモア」に対応するフランス語は「エスプリ」。
どちらも黒いことは黒いのだが、英国のものが“自虐”ネタで、仏のものが激しい“他虐”ネタになる。
だから、イスラム過激派をおちょくった『シャルリー・エブド』のやったことは、フランス人にしてみりゃ日常茶飯事の普通の風景。「洒落のわからんやつらだなぁ」って。
彼らとビジネスするとすぐ分かるのだが、日本人からすれば彼らの根性がぐねぐねに曲がっていて、我慢しきれない。すぐにカチン!ときて、てめー!ってなる。
ある人が「腹を立てないゲームをやっているようなものです」って言っていたが、誠に正しい。
日本人はこの耐性がないけれど。
今日はそのユーモアの名人ウインストン・チャーチルへフォーカス。
あることを調べたくてウキペディアで彼を検索して、あまりのページ数の多さに閉口してしまった。
とにかく大変な人気である。素行のよくないいたずらっ子がそのまま大きくなって年取ったようなヤツって、どういうわけか人気者になることが多い。小さい頃は放校になるほどの落第生だったが、死んだ時の蔵書の数がとんでもなかったらしい。いつも、こういう二律背反を持っていた人なんだろう。
彼の“作品”のいくつかを……。
■「民主主義は最悪な政治だが、これまで存在したいかなる政治体制よりもマシである」
■「ズボンの前ボタンが開いています」とチャーチルが女性議員から注意されて、
「気にしなくていい。死んだ鳥は巣からでないから」と応じた。
■議会内で、労働党議員のエリザベス・ブラドックに、
「あなた、酔っぱらっているでしょ?」と言われて……
「そうだよ、私は酔っ払ってるよ。しかし朝には酔いは覚めて私はシラフになる。が、君は朝になっても不細工だ」 と返した。
※3番目はもはや仏のエスプリじゃないかと思う。それでも彼は愛されていた。威厳とかわいらしさが同居していたのだろうと思う。
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