邪悪になるな

Googleのコファンダー:ラリー・ペイジ。セルゲイ・ブリンとともにGoogleの株の16%保有。現在、Forbesの世界長者番付で12位。純資産は445億ドル(約4兆8900億円)だ。
 
1998年、スタンフォードの博士課程を中途でやめ、クレジットカードの借金で起業して20年でこうなった。

---「私たちが20世紀に学んだことのほとんどは間違っており、それを根本から見直すべき時期がきている。」
---「仮に世界政府というものがあるとして、そこで開発しなければならないはずのシステムは、全部Googleで作る。それがGoogle開発陣のミッションにする」
---  「ものすごく大きいバカみたいな夢を見ることは成功の鍵だ。夢が非現実であればあるほどライバルはいなくなる」 
---「クレージーでないようなことをやっているのだったら間違ったことをやっているのだ。」
---「経営者の仕事はリスクを最小限に抑えたり、失敗を防ぐことではない。 リスクを取り、避けられない失敗に耐えうる組織をつくること」 
---世界を変える方法を一言で言うと?「うずうずするくらいエキサイティングなことに、常に必死に取り組むこと」

「検索エンジン」から出発した小さな会社ではあったけど、ハナから「世界」がマーケットであった。だからか、ペイジはずっと「世界を変える」と言い続けて来た。エリック・シュミットのように本("How Google Works")はまとめないが、さまざまなシチュエーションでテクノロジィについて、世界について、未来について喋り続けている。

上記したのはそのうちの一部分だが、まるで「ビートボックスマシーン」のように同じビートを刻んでいる。ほとんどこの音域での発言になっている。
日本ならば、“中二病”として退けられる類いかも。「青い」。でも、その「青い仲間たち」が今や時価総額ランキングで世界5位までを独占している。
①アップル②アマゾン③マクロソフト④グーグル⑤フェイスブック(……改めてアメリカって凄い。こういう青いものを青いままで育ててしまうアメリカって凄い。)
そして、ラリーの膝下には専門性が極めて高いプロフェッショナル集団。彼の創る未来が世界のスタンダードになる。

ラリー・ペイジは「邪悪になるな」とも言っている。
願わくば、それが彼自身への制御装置であることを!


0コメント

  • 1000 / 1000

砕け散ったプライドを拾い集めて

ことば、いい話、ワロタ、分析・洞察、人間、生き物、身辺、こんな話あんな話、ショート・エッセイ、写真、映像……など