(アルジェリアで実際の処刑に使われていたギロチン)
【こんな話】
もともと、フランスの処刑というのは平民は絞首刑、斬首刑は貴族以上に適用されていた。斬首は斧や剣で執行されたが、死刑執行役人の技術によっては一撃ではなく何度も斬りつけるなど残酷極まりない風景が展開されることがあった。
これをなんとかしたいと思い立ったのが議員であり内科医であったジョゼフ・ギヨタンで、彼の熱心な説得で案が受け入れられ、その道具をデザインしたのがアントワーヌ・ルイという外科医であった。
この設計図を見たルイ16世が「刃を三日月形ではなく斜めの形状にすればどんな太さの首でも切断できる」と提案したという。
そして、その当のルイ16世や王妃マリー・アントワネットがこのギロチンの露になったというのは歴史の綾だろうか。
ギロチンという奇妙な名前はどこから?
“ギヨタン博士の装置(子供)”の意味である「ギヨティーヌ 」という呼び名が定着したが、その英語発音が「ギロチン」である。
ギヨタン博士はこの名称に強く抗議し、抵抗したが、改められることはなかった。
そのため、「ギヨタン」という家の姓を変えることになった。
こういう処刑のされ方もある。
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