オランウータンにそっくりね2019.09.13 12:05【身近】オクラホマ州のCNN系列局の朝の番組の司会を担当する男女2人のうち、白人女性の方がオクラホマ市動物園のゴリラを取り上げたコーナーの後で、相方の黒人男性に対し、「(ゴリラは……)ちょっとあなたに似ているわね」と発言してしまった。翌日の放送で彼女は泣いて謝ったが、「覆水盆に帰らず」だ。https://www.cnn.co.jp/showbiz/35141884.html?fbclid=IwAR2Q8HASTvjC6K0JIP9hGB1Pw_b_MOtRRkKoHZZBjoAFuXsjTVR8g3_BYagこれで思い出した話がある。40代の頃だったか、長い付き合いのアメリカ人がその頃横浜の都筑区の一軒家に住んでいて、パーティをやるから来いと。日曜のランチを挟んだ昼間のパーティ。彼の奥さんは日本人で、彼女の高校・大学の仲良しのAとBも招待されて参加していた。(Aは新聞記者でBの職業は忘れた……) 奥さんがキッチンとリビングをバタバタして準備をしている頃に、そのAとBと私と妻そして後2〜3人が奥の日本間で談笑していた。Aは出産して間も無くで、乳飲み子を抱えて来ていた。Bはまだ未婚。なんの前触れもなしに、唐突にBがAに向かって、「全然悪い意味じゃないんだけど、あなたの赤ちゃんってオラウータンにそっくりね」「!!」一瞬にして空気が凍りつき、シーンとした静寂が来た。〝おいおい、悪い意味以外にどういう意味があるんだよ?!〟母親であるAの形相は怒りでどす黒く夜叉のようになっている。その場にいた人間はみなうなだれて声を失ってしまっている。静寂が10秒ほども続いてから、みんなその部屋からそそくさと姿を消した。チンパンジーとかオランウータンを「類人猿」っていうが、われわれもまた「類猿人」なわけで。似ていて当たり前。だが、取り立てていうか、それを?後ほど、ホステス役の奥さんに事情を耳打ちしておいた。「Bには以前からそういう場を考えない発言が多いのだが……」とさすがに呆れていた。そのオランウータン君はいまではカリフォルニア州立大学サンディエゴ校で定量微生物学(これは一体なんだ?)というものの研究に勤しんでいるとのこと。なかなかの男前でもある。ハレルヤだ! 0コメント1000 / 1000投稿2020.05.23 12:23歌う犬2019.03.16 11:26死をみつめる動物砕け散ったプライドを拾い集めてことば、いい話、ワロタ、分析・洞察、人間、生き物、身辺、こんな話あんな話、ショート・エッセイ、写真、映像……などフォロー
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