汽車に乗る2022.01.01 01:44(ニューヨーク・マンハッタン『グランド・セントラル駅』)なんだか通りすがりで、行きがけの駄賃のように、池澤夏樹の『叡智の断片』をパラパラとめくっていたら、飛び込んできたアフォリズム。〝読人知らず〟だという。 「正しいと思うホームを見つけてそこで待っている汽車に乗る。でも走り出すと行方が違う。人生ってそんなものさ」 片頬に苦い笑いができたままで考えてみる。 果たして、そのときどき──正しいと思ったのかどうか、 ──ホームを見つけたのかどうか、 ──行方があったのかどうかそれらさえも……分からない。 でもまあ、これだけは分かっている。 「他人の普通を演じるために、自分の人生があるわけじゃない」 これからも、そんな種類の汽車に乗ろう。 0コメント1000 / 1000投稿2022.01.28 11:41デブ女が歌うまでは、オペラは終わらない2021.10.25 08:46岡康道回顧展 砕け散ったプライドを拾い集めてことば、いい話、ワロタ、分析・洞察、人間、生き物、身辺、こんな話あんな話、ショート・エッセイ、写真、映像……などフォロー
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