火に油を注ぐ

ミッシェル・ウエルベックの新作『服従』(モスレムが政権を獲得するというもの)の発売日に、
ウエルベックを表紙に載せたフランスの週刊紙『シャルリー・エブド』をイスラム教徒が襲撃し、
12人が殺害された。そのなかにウエルベックの友人でもあった経済学者のベルナール・マリスも入っていた。
ウエルベックは『服従』の広報活動を中止し、警察の保護下に入る。
その後、姿を現したウエルベックは「我々には火 に油を注ぐ権利がある」と発言した。
「発言の自由がある」なんて子どもの言辞ではなく、こういうドスの効かせた言辞がいい。

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