【ショート・エッセイ】
当時21歳くらいのGFがいた。
その時はぞっこんで彼女の何も見えてなかった。 後から振り返って見ると、5〜6くらいのペルソナ(仮面)を
操っていた。
「清純(けなげ)」「美人」「セクシー」「性悪なビッチ」「歌手」「高IQ」などなど。……もっともっとを持っていたかも。
彼女は根こそぎで「人生は舞台だ」と思っていた。そのステージでギリシャ古典劇(仮面劇)を演じている役者であった。時に応じてペルソナを取り替えて演じるという……。
とことん貪られ、操られた。そしてティッシュのように丸めて捨てられた。 しばらくは紙屑箱のなかで体を丸めてトラウマに呻いた。
その後、彼女は6つ目のペルソナを使い、ハーバード大学のMBAスクールに行った。
見事なものだ。今にして思う。 彼女はほとんどアートであった。
これほどに武器弾薬が満載なら、
ステージで演じるようにペルソナを駆使して人生を生きてもいい。
そういう才能をギフトされているのだから。
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