リミックスこそが自分の真骨頂

過去の曲や音源の一部を引用し、再構築して新たな楽曲を製作する「サンプリング」や「リミックス」という技法がある。だが、これに関しての「遵法」と「パクリ」の定義も判断も曖昧模糊としてよくわからない。
この「リミックス」の感覚が小説作法にも流れ込んでいるみたい。2010年ドイツで出版のヘレーネ・ヘーゲマン(当時17歳)の『アオロートル・ロードキル』でした。インターネットの某ブロガーの文章を剽窃したものだという指摘がなされました。
この早熟の少女ヘーゲマンはそれに対して、「自分の目的に役立つと思うならなんでも使う。リミックスこそが自分の真骨頂」「どっちにしたってオリジナリティなんてものはないのよ。要は本物かどうか」と応酬 しました。論争は長引き、それもあって著作自体はベストセラーになりました。

 ここまでは聞いていたのだが、いつのまにか24歳になっていた彼女は、その小説を原作に『アホロートル・オーバーキル』という映画監督になっていてユタ州の「サンダンス映画祭」でプレミアム上映をしたっていうんだね。随分と濃い7年間だったね。
                 

https://www.ssense.com/ja-jp/editorial/culture-ja/helene-hegemanns-axolotl-overkill?lang=ja 






















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