【ショートエッセイ】
ボクにはいろいろ教えてくれる気のいい何人かの友人がいる。
綺麗に咲き誇った「花」を見て、あれはつまりは“女性器”だと教えてくれ、
赤や黄色に彩ってくれる秋の「紅葉」には、死んでいく“腐敗色”だと言ってくれ、
褪色して「セピア」色になった古い写真をみて、これ“イカ墨”のことだよと驚かす。
昔、つけペンの「つけ墨」をイカの墨を使っていたという。
黒にみえて実は茶色になるワケで、ノスタルジィに誘うためではない。
ただね、「青春」とか「思い出」が、イカ墨スパゲティのように
ちょっと生臭くなってしまった。
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