【こんな話】
「世界の他のどの土地で、桜の季節の日本のように、明るく、幸福そうでしかも満ち足りた様子をした民衆を見出すことができようか? 」
(アドルフ・フィッシャー:『明治日本印象記』)
▶オーストリアの東アジア美術史家、東アジア民族研究家、ケルン市東洋美術館館長で、
初めての来日は1892年。
†つまり、明治になって4年目に来日しているわけだが、その頃すでに桜の花と一緒に華やいでいた民衆がいたということだね。もはや、民族共有の「情念」とか「しぐさ」へと昇華している。
“花見っていかがなもの?”っていちゃもんする人はゼロに近い。
写真は、女子会の「花見バージョン」らしい。
フィッシャーのいう通り明るく、幸福で、満ち足りている。
「花冷え」で手前の娘が毛布を巻いているのもいい。
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