(写真:「コーラル・ビーンズ」)
「初めて短歌を作る人へのアドバイス 」というのがあって、
難しく考えず、 まず五七五の川柳・俳句を作り、
そのあとに、「どうぞよろしくお願いします」(七七)をつければ、短歌になるといっている。
そこで、金子兜太と黛まどかの俳句を借りて来て、その腰の座りを見てみる。
〔金子兜太〕
ー暗黒や関東平野に火事一つ どうぞよろしくお願いします
〔黛まどか〕
ー別なひとみてゐる彼のサングラスどうぞよろしくお願いします
……まあまあ、座りは悪くないかなっていう感じ。
それでは、究極の「下の句」(七七)というのを加えてみて、優劣を比較してみる。
ー暗黒や関東平野に火事一つ それにつけても金の欲しさよ
ー別なひとみてゐる彼のサングラスそれにつけても金の欲しさよ
まあ、なんとも優劣がつきにくい。好みによるかな?
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