好奇心2018.02.28 13:03【こんな話】動物フォトグラファー。商売柄、現代文明から隔絶された秘境と呼ばれるような森に行くことが多い。その鬱蒼たる中でカメラを据えて待っていると、なんだか気配がする。よくよく目をこらすと、木々の間から、葉の隙間から好奇心でキラキラ輝く目を見つける。そして、それを持つ人間を。(ま...
ナナカマドの赤い実と純白の雪2018.02.26 12:27ふるさとの街路。その街路樹がいつの間にかナナカマドになっていた。秋にはいち早く鮮やかな紅葉になり、冬には赤い実が白い雪とのツートーンカラーで青空に映える。プエブロ・インディアンなら、「今日は死ぬにはもってこいの日だ」と言いそうだ。
精通と成果2018.02.25 01:49【wording】A:「初めて射精すること」と「物事に詳しいこと」がどっちも「精通」ってどういうこと?日本語って結構奥深いよね。B:これはどうなの? 「成果」と「成れの果て」って同じ漢字なのね。でも、意味は山の頂と谷底。かなりな“業の深さ”があるよね。
恐竜は羽毛を持つことで鳥類として生き延びた2018.02.24 06:51【こんな話】もうだいぶ前からなんだが、冬は小鳥たちの餌を置いてあげる。ひとつの餌箱にはパンくずとか穀類。もう一つの方は蜜柑を二つに切ったものを釘に挿しておいておく。前者にはスズメ、シジュウカラ、キジバト、ヒヨドリ、カラスがくる。後者にはウグイス、メジロなど。「恐竜は羽毛を持つこと...
深刻な会話2018.02.23 03:57男A:「後ろから従いてくる子はなに?」男B:「女に産ました子なんだよ……」男A:「えっ!」男B:「この子を置いて若い男と駆け落ちしちゃってさ」男A:「はぁ……」男B:「キミどう?子どもいないんでしょう?欲しいんじゃない?引き取ってよ」男A:「いやいや……困るよそんな」子供:「どっ...
おっぱい揉む?2018.02.22 08:21【こんな話】「なんか男が落ち込ん出るときに、女が『どしたの?』『大丈夫?』とかじゃなく、『おっぱい?』『おっぱい揉む?』と訊いた方がいいに決まっている」ってツイートがあって、軽い気持ちでコレためしてみたら本当にすげえ勢いで元気になった。別の時、怒ってるとき使ったら即効で機嫌直って...
愚かさで説明つくことを悪意のセイにするな2018.02.21 02:43「愚かさで説明つくことを悪意のセイにするな」 (ポール・グレアム-Paul Graham、1964年 - ) ▶︎米国のLispプログラマーでエッセイスト。『ANSI Common Lisp』や『ハッカーと画家』の著者としても知られている。 馬鹿をね、「なぜ...
未知との遭遇2018.02.20 00:23「人は人に一番興味ある」……ベビーパンダなんかよりずっと刺激的だ。娘の生まれて初めての学校がアメリカの小学校だったのだが、その教室にオズオズと入っていったときの情景と重なる。
この世の「家賃」2018.02.19 01:06【ショートエッセイ】人がいろいろであるように、女もいろいろだよね。染み入るように優しい女(ひと)もいるだろうし、惜しみなく愛を与えてくれる女もいるだろう。もちろん、彼女たちに操られたり、騙されたり、足蹴にされた事も少なくはない。……だが考えてもみてよ。この世に男だけしかいないと、...
セピア色2018.02.18 04:43【ショートエッセイ】ボクにはいろいろ教えてくれる気のいい何人かの友人がいる。綺麗に咲き誇った「花」を見て、あれはつまりは“女性器”だと教えてくれ、赤や黄色に彩ってくれる秋の「紅葉」には、死んでいく“腐敗色”だと言ってくれ、褪色して「セピア」色になった古い写真をみて、これ“イカ墨”...
美瑛2018.02.17 02:43美瑛。友人が車で富良野のラベンダー畑からこの美瑛の花畑へ連れて行ってくれた。それも今は全ては雪の下。”冬は何でも忘れさせてくれる雪で地面を覆い”……ってTSエリオットが『残酷な季節』のなかで詠っていたね。子供頃、このようにシバれた夜。雪を蹴ると、雪の結晶と結晶がぶつかってほんの微...