「私、女辞めたの」2022.05.25 00:4223歳の男性記者:誰のためのデザインをしているのか? 山本耀司:最初の頃は俺の中に理想の、実在しない女性がいた。その女性はどこかの丘の上に立っていて、遠くを眺めている。髪が風でなびき、タバコではなくシガーを吸っていて、かっこいいわけ。で、最後に「私、女辞めたの」と言う。最初は、そ...
えっちな色・各国比較2022.02.18 00:36この記事には結構驚かされた。〝卑猥〟〝淫靡〟に繋がる色といっても、国々でこうも違うのかと唸った。 ・アメリカー青・中国ー黄色・スペインー緑・フランスー白もしくはピンク・イタリアー赤・世界共通ー紫
“Kiss of Time”2022.01.14 00:58心地の良い表現に遭遇しました。骨董の傷跡を“Kiss of Time”と言い直すのです。その息遣いがその美術品の価値を押し上げるのだそうです。写真はカルメン・デロリフィテェ。(1931年6月3日生) イタリア語の語感ですが、アメリカのファッションモデル、俳優。ファッション業界の最...
一番気持ちのいい着るもの2019.09.27 14:01ロスアンゼルスは基本的に砂漠に人工的に作られた街である。だが気候風土までは人間の手でなんともすることはできず、依然として砂漠のままである。会社から戻り、シャワーを浴びる。えっ!と思うほど素早く乾く。ここへ頭からTシャツを着る。なんという心地よさ。恥ずかしながら、この時初めてこの衣...
『品』と『愛嬌』と『色気』2019.08.05 11:46ファッション関連の会社に就職した若者が、内定式に参加した。その後ちょっとワインも入り、立ち飲みパーティ風になった。オリエンをしてくれたエライさんの一人と何人かと共に囲んで話をしていた。そうしたら、彼が…… 「人もファッションも『品』と『愛嬌』と『色気』が大切なのね。『品』ってい...
女性の美しさは都市の一部分です2019.02.03 12:34【wording】「女性の美しさは都市の一部分です」(資生堂インウイ) ――――――――――――――――――――――1981年からしばらく用いていた「資生堂インウイ」のタグライン。コピーライターは回文でも有名な土屋耕一。「インウイ」とは「驚くべき、前代未聞の、並外れた」というよう...
蜘蛛の糸2018.10.24 00:05【こんな話】このような「物語する」ストッキングが流行っているの?これを見るとどうしても、芥川龍之介が初めて子供向けに書いた短編小説『蜘蛛の糸』を思い出す。地獄に落ちた泥棒。そいつが生涯で一度だけの善行ー“蜘蛛を踏み潰そうとしたが、それを止めた”ーに対して、釈迦が彼を救い出してやっ...
フットウエア2018.10.01 11:36 80年代メキシコ・シティに行ったとき、遺跡を観に行くのに雇ったドライバーの靴がホルスタインの毛皮をそのまま使っているブーツであった。とても自慢気に履いていた。はいはい、度肝を抜かれましたよ。後者の“鳩のハイヒール”はどこかに落ちていた画像を拾って来たのだが、う〜む!と...
ショート・パンツ2018.07.27 15:015、6年前を考えてみて、これほど多かっただろうかと思い返してみたが、とにかくメジャーになってしまったということだと思う。とにかく%が高い。いや、このショートというかホット・パンツのことなんだけど。これがまた実に彼女たちのプロポーションに合っている。スラリ!とまっすぐに伸びた脚とた...
精霊とともに2017.12.28 06:53エチオピアの少数民族のオモ族。この同じ地球の同胞がこんなにアナーキーで、ボタニカルで、ファッショナブルな人たちが暮らしている。それを考えただけで、相当に楽しい。多分ね、精霊と一緒に暮らしているのだと思う。
サプール2017.12.20 02:24サップ:SAPE=「おしゃれで優雅な紳士協会」は、コンゴにおいてみられるファッションの一種。そのサップを楽しむ人々をサプール(Sapeur)と呼ぶ。一年中気温30度を越す常夏のコンゴにおいて宗主国であったフランスのパリ紳士の盛装ということらしい。(パリの紳士は鼻白むと思うけど……...