■私がなかなかの見巧者と認めている高木君が採集してきた岡さんの言葉たちがFacebookにアップしてあった。
―「常に新しい作品を世の中に発信しつづけていくための秘訣は、『機嫌がいい』こと」
―「どうしてわざわざリスクの大きい方を選んだかを考えると『ここで踏ん張れば、物語として劇的にはなるだろう』という」気持ちがどこかにあったからだと思います。」
―「変化は激しいほど面白い」
―「TUGBOATは『独立』ではなく『企画』」
※(高木君:)人生そのものが企画だった人の
全ての名言が、肉声で再現された。
出会えてよかった。本当にそうだった。
■私自身が初めて岡さんと仕事をしたとき、一番印象的であったのは〝なんてゴツゴツと抵抗感のあるコピーを書くヤツなんだ〟ということだった。人の予測を見事に外して、引っ掻き傷を作ってからちょっと離れたところへ着地する。
そんな観点から、私も数点選んで、iPhoneにメモした。
―「進学校のなかの不良でいたい。それが一番もてるんじゃないかと。」
―「企画は顔で通す。」
―「お前らが後輩でよかったよ。先輩たちだったら、大変だ。」
―「何年やっても、褒められるのが嬉しい。自分は卑しいのかもしれないが、もう仕方のないことだ。」
―『さよならをいうのは少し死ぬことだ』とレイモンド・チャンドラーは書いた。少しだけ死んで、また明日、仕事をしよう。4人で。
※「さよなら」を言うことは、相手の人生からちょっとの間「消えること」、つまり少しの間「死ぬこと」だって私立探偵フィリップ・マーロウ言っていたんだよね。
少しの間だけって言ったじゃないか……。 岡……。
0コメント