花を贈る

現在まさにプレゼントの季節──。


ワシントンDCの大学へ留学していたとき、私と妻とその大学の教授の3人でランチの後、通りを歩いていた。教授が「ちょっと失礼」と言って、脇の屋台の花屋に立ち寄って一輪の薔薇を求めた。彼はそれをスッと妻に渡した。
他の日本人の女性と同様に、彼女はその対応に慣れていなく困惑と躊躇が共にあった。

アメリカで歩ける街──例えばニューヨーク──にはプレッツェルや春巻きの屋台、そして花屋の屋台がよくある。利用する者が多いから商売が成立している。

それから気をつけて見ていると、アメリカの男性はさりげなく&小まめに女性に花を贈る。(女性はこんな費用対効果のはっきりしないものには手を出さない。だから貰うと嬉しいということはあるようだ。)
日本の男性たちも女性へ花を贈ることに、もっと慣れてもいいのじゃないのかな? リチャード・ギアほどに男前でなくってもいいからさ。

世界のそれぞれの人が自分の周囲2メートル四方を幸せにすれば、世界は幸せになる。



   


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