復讐しなければと思って起床したが、相手がだれなのか分からない

エミール・シオラン。

ルーマニアで生まれフランス・パリで作家・思想家。エスクタシー、メランコリー、鬱、不眠など生涯わたる精神的苦痛をベースにしたニヒリズム的思索を展開。
彼の著作……といっても全編が箴言集のようなものだが……を読んでも明るい陽の光を浴びる期待はなく、いつも水の底に引き摺り込まれる感覚がある。

「復讐しなければと思って起床したが、相手がだれなのか分からない」
(『カイエ』:)

こういうのもあった……。

「何ひとつ達成できなかった。それでいて、過労で死んだ」
(『告白と呪詛』)

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