胡蝶の夢

「老荘思想」と一括りにされる一方の「荘子」の説話の一つ。
題して、「胡蝶の夢」。

 「夢の中で胡蝶としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、どちらだかわからない」

これは荘子の思想を代表する「万物斎同」=「万物は全て斉しい(等しい)」を象徴する説話と言われている。
どちらが真実かと検証するよりも、どちらも是とすればいいのだ……と。

荘子は紀元前300年前後の人。
日本で言えば、「弥生時代中期」のころ。
かの地ではこういう思想家がいたことに改めて驚愕。


 


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