今はもう最盛期はすぎたのかな……女子高生が群がっていた「タピオカ」のドリンク。これって「キャッサバ」という芋から作るんだけど、これは日本ではあまり馴染みがない。
キャッサバを生まれて初めて食したのは、フィージーでだった。フィージーの主食は芋に傾斜していて「タロイモ」とこの「キャッサバ」になる。
「タロイモ」はポリネシアやこのミクロネシアにあったものだが、「キャッサバ」は南アメリカ原産のトウダイグサ科の多年生木本で、現地では古くから塊根を食料にしていた。
コロンブスの新大陸発見以降、ジャガイモ、サツマイモ、トウモロコシ、トウガラシなどが世界に供給されたが、「キャッサバ」もその一つだ。
どういう顛末だったか忘れたが、フィジーのキャッサバの畑に案内されて説明を受けた。とにかくタフなやつで、地味が乏しい土地でも旺盛に繁殖する。
増やすのは、枝を挿し木にする。3〜4か月で、またどーんと立派な芋ができる。アメリカのレストランでも食べた。
もう全身デンプンっていう感じで味は淡白。グレビー(肉汁)などをつけて食べる。好物である。ただ青酸配糖体」という毒が含まれるので、この毒消しをうまくやらなきゃならない。
何度か「タピオカ」ドリンクは飲んだ。日本では「タピオカ」の代わりにお馴染みの「白玉」(米粉)でいいんじゃないかなって思うけど。
0コメント