パリのカフェで、ピカソが小さなナプキンに何かをスケッチしていました。
スケッチを終えると、最前からピカソに気づいていたファンが近づいてきて、ナプキンをもらえないかと頼みました。
ピカソは鸚鵡返しに答えます。
「もちろん。……20,000フランでお譲りしましょう」
その男は……
「20,000フラン?その絵を描くのに5分しかかかってじゃないですか」
ピカソは答えて、
「いやいや、これを描けるようになるまで40年以上かかりましたよ」
ピカソの絵は随分と観てきた。
NYのMoMA、パリのオルセー美術館、フランス南部の地中海のアンティーブ……〝コート・ダ・ジュール〟を見下ろす「アンティーブ・ピカソ美術館」で。
(バルセロナ・「ピカソ美術館」)
(ピカソ8歳の頃の絵)
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