沖仲仕の哲学者2018.05.30 23:30世の中にはとんでもないヤツがいるもんだと長嘆息をしたひとり。「エリック・ホッファー」。ニューヨークのブロンクスで生まれ、7歳で母親と視力を同時に失う。15歳で奇跡的に視力を回復。上の写真に書かれていること。「7歳から15歳まで盲目であった。また再び視力を失うことを怖れ、そうなる前...
カトレイさんのカトレア2018.05.29 03:33今年2鉢目の「カトレア」が咲きました。“蘭の女王“と呼ばれるのに相応しく、どの花もこの花の前にはひれ伏します。我が家には蘭が軽く50鉢はあると思います。そのなかで自分で購入したものはまったくなく、どこかから流れ着いてきたものばかりです。つまり、多くの人は蘭の育て方がよく分からずに...
愚か者と議論するには人生はあまりにも短過ぎる2018.05.28 05:28「愚か者と議論するには人生は短すぎる」あらまあ、随分と直裁な言い方。もっと柔らかに言ってもいいんじゃない?「愚かさで説明つくことを悪意のセイにするな」 (ポール・グレアム-Paul Graham、1964年 - ) ▶︎米国のLispプログラマーでエッセイス...
手の洞窟2018.05.26 14:49最初見た時、うっ!となった。手だけでも、随分とエモーショナルなんだね。アルゼンチンはパタゴニア地方の「手の洞窟」多分少年たちの手形。鉱物の粉を吹き付けてある。ネガとポジの両方がある。ネガは紀元前550年くらい、ポジは紀元前180年くらい。成人の通過儀式だったのかもしれないという。
減るもんじゃねーだろ2018.05.23 14:06減るもんじゃねーだろとか言われたのでとりあえずやってみたらちゃんと減った。 私の自尊心。 返せ。 とか言ってもちろん佐野は返してくれないし、自尊心はそもそも返してもらうもんじゃなくて取り戻すもんだし、そもそも、別に好きじゃない相手とやるのはやっぱりどんな形であってもどんなふう...
葡萄の発酵中は酷いものだが、とどのつまりはワインになる2018.05.21 11:02「葡萄の発酵中は酷いものだが、とどのつまりはワインになる」ゲーテの『ファースト』のなかの言葉です。【ショートエッセイ】ブドウの原産地とされるコーカサス地方やカスピ海沿岸でヨーロッパブドウの栽培がすでに紀元前三千年ごろには開始されていました。それとほとんど期を一にしてワインの醸造は...
胡蝶の夢2018.05.20 12:38「老荘思想」と一括りにされる一方の「荘子」の説話の一つ。題して、「胡蝶の夢」。 「夢の中で胡蝶としてひらひらと飛んでいた所、目が覚めたが、はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも今の自分は蝶が見ている夢なのか、どちらだかわからない」これは荘子の思想を代表する「...
ブラック・ユーモア2018.05.19 07:00イギリスで「ユーモア」と言えば、それは天然自然に「ブラック・ユーモア」のこと。ただ、イギリスのものは「自虐」が多いのでまだ許せるところはあるが、フランスの「エスプリ」というのは「他虐」に徹します。あの襲撃事件まで起こした風刺週刊誌『シャルリー・エブド』が正に「他虐」です。人質4人...
私たちの体は、すべて星の物質でできている2018.05.18 12:15「私たちの遺伝子中の窒素も、歯の中のカルシウムも、血液中の鉄も、 かつて収縮した恒星の内部で作られた。 私たちの体は、すべて星の物質でできている。 私たちは、きわめて深い意味において“星の子”なのである」 ( カール・セーガン:天文学者) 著書『COSMOS...
羽根がなくても飛行機が鳥より速く飛ぶ2018.05.17 14:05「鳥のような羽根がなくても飛行機が鳥より速く飛ぶように、人のような心がなくても人工知能は人よりも心をよく察知できる」(ユヴァル・ノア・ハラリ)思い出したんだけど、平田オリザさんが次のように言っている。「本当に原理的に人間にしかできないものってのはすごく限られてて、しかもマイナスの...